シートがたくさんありますが...
試用版ダウンロードページにて、とりあえずダウンロードしてファイルを開いてみたものの、「シートがたくさんありすぎてどこからどう見ればよいのかさっぱり...」となる方もいらっしゃると思います。今回はシートの構成についてご説明いたします。
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今回はエクセルワークシート(赤枠)の構成についての説明です ※全部で34シート(サンプルデータ付は33シート)あります |
①緑のシートは「設定」変更用シートです。

●「初期設定」シートは、一番最初に貴館の情報を入力するものです。詳しくは「初期設定方法について」を御覧ください。
●「カレンダー設定」シートは、日付に対して「平日/金曜/休前日/休日」の区分を割り当てるシートです。初期値として2027年末までを登録済みですので、基本は何も変更いただく必要はありません。
●「しきい値設定」シートも初期値が登録されていますので、基本は何も変更いただく必要はありません。設定内容は2種類あります。1つ目が「宿泊予約状況表」での日別勝ち負け表示(◎◯▲✕)について、指標値がどらだけ勝てば(負ければ)大勝ち◎(大負け✕)とするかの設定、2つ目が同じく宿泊予約状況表での「客室稼働率」欄の強調色の割当範囲です(稼働率が低い状態から順に赤⇒黄⇒青⇒緑と変化します)。いずれも旅館業界標準的な稼働率をイメージして初期設定値を入れていますが「うちは通年稼働が80%を超える高稼働旅館だ」といった場合には設定ハードルを上げて頂いたほうが運用に即しているかもしれません。
②「予約状況登録」シート(黄色)は、定期的な予約状況の登録のために使用します。
「5日に一度」「毎週土曜日」など、貴館で決めたサイクルで、向こう3ヶ月程度の日別予約状況を記録してゆくためのシートです。詳しくは「予約状況登録シートの構成と使い方」「予約状況登録シートで最初に登録するもの」を御覧ください。
③「年間サマリー」シート(赤色)は、月別実績(予約)の前年同月対比、予算対比を俯瞰して見るために使用します。
終わった月については実績の振り返り、予約受付中の月については進捗状況を確認します。
前年同月に対して勝っている箇所は緑網掛け、負けている箇所は赤網掛けで表示されるため、勝因(敗因)の分析にも役立ちます(稼働率なのか単価なのか一室あたり人数なのか)。
また、月次売上予算の登録もこのシートにて行います(黄色網掛けセルに直接入力します)。
④青のシートは「日付を指定したブッキングペース」を確認するために使用します(システム利用2年目からの上級編)。
例えば「次の元旦の予約の伸び方を今年の(1年前の)元旦のものと比較したい」といったケースや「X月X日の予約の伸びが前年同週同曜日の同時期予約に対してどうも悪い、前年は早いタイミングで団体予約が入っていたのかも?」といったことが知りたいケースがあると思います。
この様な調査のために「日付を2つ指定したブッキングペース比較」ができるこのシートを使用します。指定した日付それぞれについて、時点日付を更に選択指定して詳細を確認することができます。
前期分のブッキングペースが表示できるのは本システム利用が2年目に入ってからなので、利用開始当初では、見る必要の無いシートと言えるでしょう。
⑤水色シートが本システムの肝となる月別の「宿泊予約状況表」シートです。
「初期設定シート」にて、分析対象年度と決算月を登録・設定反映することで、今期の期首~期末までの12ヶ月分がシート名として表示されます。
たくさんシートがあり混乱するかもしれませんが、基本は水色の「宿泊予約状況表」シートの今月、来月、再来月分程度の3シートだけを繰り返し見ることが大事です。
宿泊予約状況表の内容、見方については追って記載いたします。
⑥オレンジシートには実績振り返り時のヒントになる「かもしれない」特殊なグラフがあります(上級編)。
シート名が「X月グラフ」となったシートには、上記「宿泊予約状況表」の当月累計売上額を示したものや、「売上の多い順」に日を並べ直した情報が表示されます。後者などはやや特殊な表ですが「高需要日の攻め方」「低需要日の攻め方」どちらに課題があるのか?について示唆的な情報を示してくれることがあります。予約業務の中で定期的に見る様なシートではありません。実績振り返り時の上級編シートです。詳細は追って記事にいたします。
⑦「DB」シート(黒)が貴館の情報資産です。
「DB」はデータベースの略。②「予約状況登録」シートで定期的に登録された予約状況が全てこのシートに保存されてゆきます。宿泊予約状況表や各種グラフなどは、全てこのDBシートの内容をもとに表示されます。
通常、データベースを表に出す様なシステムはありませんが、本システムでは敢えて表示しています。例えば、時点日付や対象月を「間違えて登録してしまった」といった際に、このDBシートを表示して不要なものを行削除していただくことを想定しています。
※予約状況登録したものは、下へ下へと行が追加されて行きます。
DBシートのメンテナンス方法については追って記事にいたします。
番外:見たいシートが遠くにある...そんなときは
例えば「期末月の宿泊予約状況表」シートを開いている状態から「予約状況登録」シートへ移動したい様な場合、間にたくさんシートがあるので移動が大変かもしれません。ノートPCや小さいモニタであればなおさらです。
その様なときはエクセルの「シートの選択」機能をお使いください。
画面左下に< >と表示された箇所があります(シートの表示位置をずらすために使用するボタンです)。
ここを右クリックすると「シートの選択」というウィンドウが表示されます。ウィンドウ上で目的のシートを選択してOKをクリックすると、一気に目的のシートへジャンプすることができます。ご活用ください。
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