2025年2月28日金曜日

予約状況登録シートの構成と使い方

 「予約状況登録シート」について説明します

ツールのダウンロードページにて『向こう3ヶ月程度の「日別の予約状況」を、1週間に一度や5日ごとといったサイクルで本ツールにコピー&貼り付けで「登録」してゆく作業を行っていただく運用が必要になります』と紹介しました。レベニューマネジメントのための基礎データとなる予約状況を登録するのがこの「予約状況登録シート」です。

今回は、このシートの構成と使い方についてです。


予約状況登録画面
[予約状況登録シート] ※黄色のセルが値を入力する箇所です。
「2025年2月」の日別予約状況を「2025年2月22日」に登録しようとしています。

①時点日付(予約状況登録日)
時点日付入力欄




予約状況を登録する日付を入力します。初期表示では [ =today() ] という式が入力され、本日の日付が表示されています。「昨日時点の...」など別の日付を入力したい場合は直接日付を入力してください。
※次回ファイルを開き直すとまた [ =today() ] の初期表示に戻ります。


②対象年月(予約状況の登録対象月)

対象年月入力欄


登録対象年・月を直接入力してください。入力されると、日付の並んだカレンダー表が自動的に切り替わります
また、対象月日に対して登録された最新の備考内容が「備考」列に自動表示されます
初期設定シートにて「増減室を伴う改装」が設定されている場合、客室タイプ別の室数入力欄のヘッダも改装年月に合わせて自動更新されます。


③カレンダー表示の「備考欄」

備考欄

フリー入力できる備考欄です。特記事項などを短いワードで記録しておきます。

定休日などを設けられている施設や、改修工事での中期休館などで「稼働率の分母から休館を除外」したいケースがあると思います。この様な場合は備考欄に「休館」を含む文字を入力してください(休館日や工事休館もOK)。

料金ランクを記録しておくという運用もできます。当初料金が「D」で途中で上げた場合は「DE」「DEF」など追加してゆくことで、どこまで上げることができたのかを振り返ることができます。







④客室タイプ別予約室数

部屋タイプ別室数
予約室数(登録日時点ですでに過ぎている日については販売室数)を、客室タイプ別に入力します。
10個のタイプ列すべてが登録されていますが、室数を入力するのは初期設定シートで最初に設定した自館の客室タイプのみで結構です。
「客室タイプ別の売れ行きの違いまでは把握しない」のであればすべて空欄で結構です。


⑤販売室数・宿泊売上・宿泊人数

室数・売上・人数入力欄

最後に、最も大事な数字である日別の室数・売上・人数を入力します。

登録日時点ですでに過ぎている日については実績値を、未来の日については予約の集計値を入力します。

全館客室稼働率を計算するにあたっては「客室タイプ別の室数合計」ではなく、ここで入力される「販売室数」が適用されます。

宿泊売上について、旅館や民宿の場合は夕朝食料金も含んだ宿泊プラン売上の合計(税抜)を入力します。

宿泊人数について、乳幼児まで含むかどうかなどは施設ごとの「決め」です。実際のところは、PMSから日別に取り出せる人数の仕様に依ることになると思います。










⑥値の入力はエクセルの「値の貼り付け」で

右クリックで「値の貼り付け」
ここまで「黄色のセルに値を入力」と書いてきましたが、もちろんキーボードで数字を入力などしていられません。PMSから出力されるデータをコピーして、貼り付けてください。

貼り付けをする際は、貼り付け先のセルを右クリックして「アイコンに123と表示された"値の貼り付け"」を行ってください(上図赤枠をクリック)。
※そのまま貼り付けると罫線などの書式が壊れてしまうためです。


⑦右上の「データベースへ登録」ボタンをクリックして完了です

登録ボタンをクリックすると、予約状況がデータベース(「DB」シート)に記録され、本シートの内容はクリアされます。


※細かな注意点など

●同じ対象月に対して、同日の時点日付で2回以上の登録はできません。間違えて登録してしまった時や、最新の予約状況で登録し直したい時などは、「DB」シートで登録済みの行を消す作業を行う必要があります。「DB」シートのメンテナンス方法は追って説明いたします。

●試用版は、初めて「データベースへ登録」が行われた時点から試用期間がスタートします。試用期間は300日間です。

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