2025年2月21日金曜日

初期設定方法について

「予約の動きをサトルくん」初期設定シートについて解説します

必要項目を入力後「設定反映」ボタンクリックで完了です

予約の動きをサトルくん 初期設定シート
「予約の動きをサトルくん」初期設定シート
赤枠・青枠内は任意の入力項目です。

予約の動きをサトルくん(試用版)を使い始めるために、まずは「初期設定」シートを開いて自館の基本情報を登録します。

※「初期設定」を行うためにはWindowsでExcelのマクロが実行できる環境が必要です。「ボタンが押せない」「マクロがブロックされてしまう」場合は、こちらの記事も御覧ください

必須入力項目は4つ


黄色網掛けのセルが、情報入力可能な箇所ですが、全てを埋めていただく必要はありません。最低限必要な情報は「ホテル・旅館名称」「客室数」「決算月」「分析対象年度」の4種類です。残りは空欄でも構いません。

①「ホテル・旅館名称」は、予約状況を見る各シートのヘッダ部分に自動表示させる名称です。あまり長い名称だと表示しきれなくなるので、自館だとわかる短い名称で結構です。

②「客室数」には、自館の総客室数を入力します。全館 客室稼働率を計算する際の分母になる数字ですので、お客様への常時販売を前提としていない部屋は除外しておいてください。
※添乗員部屋、部屋が足りない時にだけ販売する部屋、スタッフに使わせている部屋など

③「決算月」にはそのままの意味です。「予約の動きをサトルくん」は「1期分(12ヶ月分)で1ファイル」の管理を行います。※格納される予約情報は前期分と合わせた2期分です。
入力内容は、12ヶ月分のシートの並びの管理や、前期月別との一覧比較(年間サマリーシート)を行うために使用されます。

④「分析対象年度」には進捗管理したい年度数字を入力します。基本的には「今期の年号」が入ったファイルを1年間使い続けます。


以下は、中上級編の入力項目です。


増減室を伴う「改装」が、前期・今期中にあった場合(予定されている場合)に使用する項目です(上図の赤枠項目)。各月の宿泊予約状況表で客室稼働率を計算する際に、改装の状況を反映した計算を行うことができます。対応できるのは前期・今期の2期間で2回の改装までです。

例えば、これまで20室だったものが、2024年8月から工事に入り(工事期間中販売できるのは18室)、10月からは22室に増える といった場合には、次のように設定します。
2.客室数...20室
3.改装年月1...2024年8月
4.改装1後客室数...18室
5.改装年月2...2024年10月
6.改装2後客室数...22室

面倒なので工事期間中の2室減まで厳密に稼働率計算しなくて良いのであれば、次の設定でも構いません。
2.客室数...20室
3.改装年月1...2024年10月
4.改装1後客室数...22室
5.改装年月2...空欄のまま
6.改装2後客室数...空欄のまま


⑥「客室タイプ別の売れ行きの違いまで把握したい場合」には、タイプ別の室数を入力します(上図の青枠項目)。客室タイプによって稼働率が大きく異なる ⇒ 低い方は、売り方を工夫すればもっと売れる ということなので、それに気づくためにも設定を行っておくことをオススメします。
管理できる客室タイプは10タイプまでです。それぞれの略称(上段)と室数(下段)をセットで入力します。
「増減室を伴う改装」がある場合は、改装前後の客室数の内訳となるタイプ別室数を入力します。

初期設定シート入力例
初期設定シートの入力例
上記は決算月を5月の宿で2025年度(2025.6~2026.5)の進捗管理を行う場合の入力例です。この場合比較対象の前期は2024.6~2025.5となります。
2回の客室数増減についても設定しています。
6月~7月シート:前年20室 本年22室
8月~9月シート:前年18室 本年22室
10月~5月シート:前年22室 本年22室

「設定反映」をクリックして完了です

クリックすると、入力内容がファイルに反映されます(少々時間かかります)。
①各月宿泊予約状況表シートの名称が変わります(「25.6月」「25.7月」...)。
②各月宿泊予約状況表シート内の「室タイプ列」について、不要列が非表示に変わります。

カーソル表示がもとに戻ったら、ファイルの上書き保存を忘れずに行ってください

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