INCHARGE7で始めるエクセルレベニューマネジメント

 INCHARGE7ユーザーの宿が「エクセルだけでレベニューマネジメント！」

「はじめに」のページで書かせていただいた通り、予約専任者が居なくても、高額なシステムを購入しなくてもスタートできる、敷居の低い旅館・民宿向けのレベニューマネジメントの普及がこのサイトの目的です。

レベニューマネジメントをやってみたいけれど最初に何をすればよいのかわからない。いきなり外部システムとの連携まで投資するのも難しい(*1)。という宿のために、WindowsPCとエクセル(2021以降)があれば無料で始められるツールを使って、週1回 10～20分程度の手作業ありきで、まずは始めてみましょうよというのがコンセプトです。

*1「旅館のレベニューマネジメントとホテルのレベニューマネジメントは別物」のページにも資料掲載しましたが、私は旅館のレベニューマネジメントに「料金コントロールの効率化」を目的としたシステムは合わないと思っています。

これまで、ツールの使用方法、データの読み取り方について各ページで記載してきましたが、今回からは一番大事な「うちの宿ではどうやって始めたらいいの？」に応えてゆきたいと思います。

初回は、JTBビジネスイノベーターズ社のINCHARGE7（インチャージ7）を使っている宿でのエクセルレベニューマネジメントの始め方です。

INCHARGE7ユーザーのエクセルレベニューマネジメントツール導入方法

各宿共通のツールの各種初期設定は済ませている前提で、INCHARGE7利用施設での「週1回10～20分程度の手作業」の内容を図にすると次の流れになります。

①INCHARGE7から帳票2種類をエクセルファイル出力します。

②データ変換用のエクセルファイル（本ページ下部からダウンロード可）に
2種類のエクセル内容を貼り付けます。

③データ変換用エクセルファイルの「貼り付け用」シートに
日別の予約状況がきれいに並んだ状態で表示されます。

④エクセルレベニューマネジメントツール「予約の動きをサトルくん」の
「◆予約状況登録」シートに各月予約状況を貼り付けて「登録」すれば完了です。

INCHARGE7 ⇒ 予約の動きをサトルくん 予約状況データ変換ツールはこちら

INCHARGE7は「宿泊売上の計上日」についての設定が行われています。

「宿泊売上をチェックイン日付に計上：当日計上」するのか「チェックアウト日付に計上：翌日計上」するのかの違いなのですが、この設定によって使用する変換ツールが異なります。

わかりにくければ、「大晦日(12/31)宿泊の売上は12月の売上？1月の売上？」で考えると良いです。12月なのであれば当日計上、1月ならば翌日計上のファイルを使ってください。

◆当日計上の場合はこちら↓

INCHARGE7(当日計上)⇒予約の動きをサトルくん 予約状況データ変換ツール.xlsx

◆翌日計上の場合はこちら↓

INCHARGE7(翌日計上)⇒予約の動きをサトルくん 予約状況データ変換ツール.xlsx

本ツールの利用は無料です。変換ツールの一番左にある「このツールについて」というシートに、より細かな使用方法が記載されていますのでご確認ください。

※INCHARGE7は株式会社ＪＴＢビジネスイノベーターズの登録商標です。

※本ページでダウンロードできる予約状況データ変換ツール(xlsx)ファイルは、本サイトオーナーの高橋が実際に旅館マーケティング支援を行う中で作成したものを同様のユーザー様向けに共有しているに過ぎず、不備不具合等があってもＪＴＢビジネスイノベーターズ社に何ら過失はないことをご了承ください。

ご質問・ご相談・ご要望はご連絡ください

現時点で公開している変換ツールは、INCHARGE7に11以上の部屋タイプが登録されている場合は全ての部屋タイプ予約状況を記録できません。いくつかの部屋タイプ情報を合算して記録してゆく個別の対応が必要となりますのでご連絡ください。

また「導入に関してもうちょっと手伝ってほしい」「うちで使っているPMSでも使える変換ツールを作ってほしい」といったご要望についてもご連絡ください。

問い合わせ先は目次に記載がございます。